副詞を簡潔にまとめた。

§1 副詞の働きと位置
 
副詞は動詞・形容詞・副詞・節・句・文全体を修飾する。(名詞以外を修飾すると覚えればいいかも)


副詞の位置
 
1.副詞+形容詞、副詞、句、節
 
(very) busyとか
形容詞にもなるenoughとかは形容詞の後に置かれる。
 
2.動詞を修飾する副詞
 
He shut the door (quietly).
 
これはquietlyがshutを修飾している。
 
3.場所と時 場所と時を表す副詞を並べるとき
 
The accident happened (here) (this morning).
here this morningのように場所、時間の順に並んでいる。
 
時、場所を2つ以上並べるときは、小さい単位から始める。
He was born in Kyoto (on the fifth of October) , (1964).
 
4.頻度とか否定を表す副詞の位置は次の2つ。
 
一般動詞の前
My mother usually gets up at six.
 
be動詞、助動詞の後
He is (never) late for school.
My father has (often) been abroad.
 
5.文全体を修飾するときは、文頭、文末または動詞の前に置かれる。
 
(Probably) they will take the next fight.
 
That is an excellent idea (indeed).


§2 注意すべき副詞の用法
 
very と much 
 
veryとmuchはどちらも「とても」という強調を意味する副詞だけど、修飾するものが異なる。
 
very 形容詞や副詞の原級や現在分詞を修飾する。
much 形容詞・副詞の比較級、最上級および過去分詞を修飾する。
 
very expensive
very surprising
 
much taller
much the tallest
much impressed


alreadyとyet 
 
どちらも動作とか状態が完了したか否かを表す。
肯定、否定、疑問で使い分ける
 
already
もう〜した (肯定文)
もう〜したのか(疑問文、驚き、皮肉)
 
yet
まだ〜しない(否定文)
もう〜したか(疑問文)
 
Has he gone home already?
(彼はもう帰ったのか)[驚き・皮肉]

ago、beforeとsince
 
ago 
今から〜前 過去時制で用いる
 
before  
過去のある時より前 過去完了時制で用いる
漠然と現在、過去のある時より前 単独
 
since それ以来、今までずっと (今に影響している) 現在完了時制で用いる
 
1、時を表す語句とともに用いる agoとbefore
 
a week ago
a few minutes before
 
2、単独で用いる before、ever since
 
before それより前に 
ever since それ以来 

littleとa little
 
little  
ほとんどない (肯定で否定の意味を持つ)
a little
すこしはある

once    ever    never
 
onceとeverはどちらも「かつて」
onceは肯定
everは疑問文、条件を表す副詞節で用いられる。
neverは「一度も〜ない」「決して〜ない」で否定文。
 
onceが「かつて」の意味で用いられる場合は原則として文頭か動詞の前。
「一度」を表すときは動詞の後に置かれる。

tooとeither
 
tooとeitherはどちらも「〜もまた」という意味で用いられる。
 
 
tooは肯定文
 
eitherは否定
 
tooは形容詞としても使われる
 
not〜either = neither


紛らわしい副詞
 
形容詞の形で副詞の意味を持つもの
 
形容詞+lyで副詞の意味を持つもの
 
それぞれ意味の異なるものがある
 
a hard worker  形容詞 一生懸命な
very hard   副詞 一生懸命に
He hardly works 副詞 ほとんど〜ない
 
late  遅れる 形容詞 副詞
lately  近頃
 
always  いつも usually たいてい  often しばしば
seldom めったに〜ない rarely めったに〜ない
sometimes ときどき naver 今ままで〜ない
 

 
§3 疑問副詞
 
疑問副詞は
when where why howで疑問文の文頭に置かれる。
 
When  時を尋ねる
Where  場所を尋ねる
Why     理由を尋ねる
How(形容詞+副詞)方法、手段、程度を尋ねる
 
Why don't youなど勧誘を表す表現もあり、上記に当てはまらない例外もあるので注意する。